子供が風邪をひいてしまった時、薬を飲ませる前に何か食べさせたいですよね。食欲があればよいですが、風邪をひくと何も食べたくないという子もいます。そんな時、何を食べさせたら良いのでしょうか?
今回は、子どもが風邪をひいた時の食事で気をつけることやおすすめの食べ物、メニューをご紹介します。
子どもが風邪をひいた時の食事で気をつけること4つ
子どもが風邪をひいた時に気をつけることは以下の4つです。
- 水分補給をしっかりさせる
- 消化の良いものを食べさせる
- 栄養価の高いものを食べさせる
- 口当たりの良いものを食べさせる
風邪に効く食べ物
では、具体的にどのようなものを食べさせたら良いのでしょうか?風邪の症状別に見ていきましょう。
高熱の場合
熱を出すと汗を大量にかきます。そのため、「水分」をしっかり摂らせてください。ポカリスエットなどのスポーツ飲料は、栄養もあるのでおすすめです。
また、発熱時には胃腸の働きが弱くなるので、「消化の良い食べ物」を食べさせると良いでしょう。食欲があれば、おかゆやうどんを柔らかく煮たものが良いです。
食欲がない場合は、スープやゼリーなどを食べさせましょう。
喉が痛い、咳が出る場合
喉の痛みや咳には、「はちみつ」がおすすめです。お湯とレモン汁を入れた「はちみつレモン」が飲みやすくておすすめです。ただし1歳児未満の幼児には、はちみつを与えないでください。
お腹を壊している場合
整腸作用のある「りんご」がおすすめです。食べやすいように、すりおろしてあげても良いですね。状態を見て回復してきたようなら、消化の良いおかゆやうどんを食べさせてみてください。
柑橘系の果物に含まれるクエン酸は、胃を刺激してしまうので、控えた方が良いです。
吐き気がある場合
吐き気がある場合は、無理して食べさせる必要はありません。水分をしっかり摂らせてください。水分は胃を刺激しないよう常温のものが良いです。スポーツ飲料や経口補水液もおすすめです。
風邪が治りかけの場合
風邪が回復してきたと思ったら、白身魚や卵など「消化が良くタンパク質を多く含むもの」を食べさせましょう。ほかにも、ビタミンやミネラルを多く含む「緑黄色野菜」を食べさせてください。
その際は、蒸したり煮たりして、消化吸収を良くすることを心がけてください。
子どもの風邪におすすめのメニュー
子どもが風邪をひいた時におすすめのメニューを4つご紹介します。
たまご粥
鍋にご飯(茶碗1杯)と水(200cc)を入れ、中火で煮立たせます。煮立ったら料理酒(小さじ半)・鶏がらスープの素(小さじ1)を鍋に入れ、弱火にして混ぜ合わせます。
溶き卵を鍋に入れ、さっと混ぜたら火を止め、ふたをして5分蒸します。塩を少々入れて、味を調えたら出来上がりです。
はちみつ大根
大根を1cm角に切り、容器に入れ、大根が全体にかぶるくらいに、はちみつをかけます。1日ほど漬けこめば完成です。大根エキスがしみ出たはちみつをお湯に溶かすと飲みやすいですよ。
煮込みりんご
食べやすい大きさに切ったりんごを、はちみつと少量の水で煮込みます。りんごが柔らかくなったら完成です。
野菜たっぷりポトフ
玉ねぎや人参、大根などの野菜をさいの目切りにして、ウインナー・水・コンソメといっしょに煮込みます。野菜が柔らかくなったら火を止め、塩コショウで味を調えてください。
子どもが風邪をひいた時の食べ物のまとめ
- 水分
- 消化の良いもの
- 栄養価の高いもの
- 口当たりの良いもの