風邪には、ビタミンCが効くということは、よく知られていますよね。ではビタミンCを大量に摂れば摂るほど、風邪に効果的なのでしょうか?
そこで、ビタミンCが風邪に効く理由やビタミンCが豊富に含まれている果物や食べ物をご紹介します。
また、ビタミンCを摂る際、注意すべきこともお教えします。
風邪にビタミンCが効く理由
風邪にビタミンCが効く理由は、免疫機能のアップにあります。風邪の原因となるウイルスを攻撃するのは、白血球の役割です。
実は、血液中のビタミンC濃度が高い人ほど、白血球の働きを高めてくれるという研究結果があります。
つまり、ビタミンCは、「風邪に対する抵抗力・免疫力のアップを助ける働き」を持つのです。
ビタミンCが豊富な果物と食べ物のまとめ
風邪のとき、積極的に摂りたいビタミンC。
ビタミンCが豊富に含まれる食べ物は、主に果物や野菜です。そのなかでも、とくにビタミンCを豊富に含む果物と野菜をご紹介します。
果物:100gあたりのビタミンC含有量
アセロラのビタミンC含有量は、全食品のなかでも飛びぬけています。アセロラは1個8gと小さいのですが、それでも1個あたり102mgのビタミンCが含まれています。
- アセロラ:1700mg
- ア柿:150mg
- アキウイフルーツ:70mg
- アあけび:65mg
- アいちご:62mg
- アレモン果汁:50mg
- アはっさく:41mg
- アバレンシアオレンジ:40mg
- アグレープフルーツ:36mg
野菜:100gあたりのビタミンC含有量
一度の食事でビタミンCが多く摂れる野菜を選んでみました。
色鮮やかな緑色の葉野菜には、多くのビタミンCが含まれています。とくに赤ピーマンと黄ピーマンには、1個で200mg以上のビタミンCが含まれています。
- 赤ピーマン:170mg
- 黄ピーマン:150mg
- 芽キャベツ(ゆで):110mg
- ケール:81mg
- 青ピーマン:76mg
- にがうり(油炒め):75mg
- ブロッコリー(ゆで):54mg
- カリフラワー(ゆで):53mg
- さつまいも(蒸し):20mg
果物と野菜以外だと、玉露にはカップ1杯に38mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCを摂取するときの注意点
ビタミンCが風邪に効くとはいえ、一度の大量摂取には気をつけましょう。1日にビタミンCを3000~4000mg摂取すると、下痢になりやすくなります。
しかし、ビタミンCを食材から一度に摂取できる量は少ないうえ、ビタミンCはすぐに排出されてしまいます。
なので、食べ物から摂るぶんには、ほとんど心配ありません。
ただし、サプリメントの過剰摂取に注意してください。
厚労省による1日あたりのビタミンCの推奨量は、成人で100mgです。風邪の時は、それ以上のビタミンCを摂ることが望ましいです。
その際、一度に大量のビタミンCを摂るのではなく、数回に分けて摂るようにしましょう。
風邪とビタミンCの関係のまとめ
- ビタミンCは免疫力を高める働きを持ち、風邪に効果的
- ビタミンCを多く含む食材は、アセロラ、柿、赤ピーマン、黄ピーマンなど
- サプリメントなどでビタミンCを過剰摂取すると、下痢になる恐れがある
- ビタミンCを多く摂る際は、1日の量を数回に分けて摂る