親知らずの抜歯後の食事について、どうしたらよいのか、
不安に感じている方も多いかと思います。
親知らずの抜歯後、いつから食事をしてもよいのでしょうか?
また、その際気をつけなければいけないことは?
おすすめのメニューや食事制限はあるのでしょうか?
そこで
- 親知らずの抜歯後の食事はいつから?
- 親知らずの抜歯後の食事で気をつけること
- 親知らずの抜歯後、おすすめのメニュー
- 親知らずの抜歯後、避けた方がよい食べ物
以上の4項目についてご紹介します。
親知らずの抜歯後の食事はいつから?
麻酔が効いている時に、食事をするのは危険です。感覚が麻痺していて、舌を噛んだり、火傷をしたりする恐れがあります。
食事は「麻酔が切れてから」するようにしましょう!麻酔が切れるのは、抜歯してからだいたい2~3時間後です。
親知らずの抜歯後の食事で気をつけること
抜いた方と反対の歯でゆっくり食べる
麻酔が切れたら、抜いた方と反対の歯で食べてください。しかし抜歯後2、3時間経過しても、麻酔が完全に切れていない可能性があります。舌や頬の内側を噛んだり、火傷したりしないようにゆっくり食べましょう。
傷口に触れない
傷口を舌で触ると、細菌が入ったり、傷口が開いたりする恐れがあります。治療した箇所は気になるかと思いますが、我慢しましょう。また同じ理由で、なるべく食べ物が傷口に触れないようにしてください。
うがいをしすぎない、飲み物を飲みすぎない
うがいをしすぎると、傷口のかさぶたが剥がれてしまいます。かさぶたができないと、ドライソケット(*)になってしまうので注意してください。また、飲み物を飲みすぎると、傷口のかさぶたができにくくなります。
飲みすぎには気をつけてください。
穴につまった食べカスを無理にとろうとしない
歯を抜いた穴に食べ物がつまった場合は、無理にとろうとしてはいけません。ドライソケットの原因になります。血が止まっていれば、弱めにうがいをするか、歯ブラシで優しくとるなどしてください。
とれない場合は、そのままにしておいて歯医者さんにとってもらうようにしましょう。
(*)ドライソケットとは
抜歯後の傷口に溜まった血は、ゼリー状になって固まり、傷の周囲を歯肉が覆い、歯茎が作られます。しかし、かさぶたが壊れ、血の塊ができないと骨がむき出しになってしまいます。
この状態をドライソケットといい、刺激が直接骨に伝わるため、食事の際しみるような痛みを起こします。
親知らずの抜歯後、おすすめのメニュー
傷口に障らないよう、軟らかく消化の良い食べ物がおすすめです。抜歯後の傷を早く回復させるため、食欲がなくても栄養価の高いものを摂るようにしましょう。
具体的には
- おかゆ
- うどん
- スープ
- ゼリー
- ヨーグルト
- 豆腐
などがおすすめです。
親知らずの抜歯後、避けた方がよい食べ物
刺激の強いものや血行の良くなるものは、傷口の炎症を悪化させます。
具体的には
- 香辛料などの刺激物
- かたい食べ物
- 酒などのアルコール類
- 熱い食べ物
- 冷たい食べ物
などです。
いかがでしたか?
ひどい痛みが続く場合は、迷わず歯医者さんに相談しましょう!